「SoloTime」とH¹Tの提携で、女性が居心地よく働けるワークプレイスに。明るく、安全で、リラックスできる空間作りを目指して。

2020.09.17
インタビュー

H¹Tは、東京電力ホールディングス株式会社が展開する法人向け郊外型シェアオフィスサービス「SoloTime(ソロタイム)」と提携しました。これによって両サービスの会員が計35拠点(7月時点)を相互利用することが可能となりました。今回はH¹TとSolotimeの運営に携わる方々に両サービスの魅力や、提携によりもたらされた変化についてお話を伺いました。

【プロフィール】


薮内 香代子(写真・左下)
東京電力ホールディングス株式会社
SoloTime事業立ち上げメンバー。物件調査、店舗開発を担当し、サービス提供開始後はプロモーションや営業をメインで担当する。

小川 珠子(写真・右上)
東京電力ホールディングス株式会社
SoloTimeの店舗運営を担当。空間設計から請求業務までバックオフィス業務を幅広く支えている。

藤澤 菜穂子(写真・右下)
野村不動産株式会社
H¹T開業準備、webサイトUI・UX改善、広報に携わる。

向井田 佑美(写真・左上)
野村不動産株式会社
H¹Tの出店計画など店舗開発を担当。

事業提携で女性がおしゃれに感じる内装へシフト

提携後、どのような変化があったのでしょうか?

藤澤(H¹T):H¹Tは黒を基調としたシックな色合いの内装が多いのですが、提携後は、女性にも喜んでいただけるよう、白やベージュなど明るい色を取り入れた店舗を増やすようになりました。向井田さんが中心となって、女性目線の店舗を開発してくれています。

向井田(H¹T):「H¹T 吉祥寺」や「H¹T 二子玉川」はまさに、これまでの男性的なデザインではない、明るいテイストの店舗ですね。こういった新しい店舗の内装を考える際、SoloTimeのような明るさも取り入れるよう意識しています。


H¹T吉祥寺

SoloTimeは女性も心地良く過ごせるような空間だと感じます。例えば、「SoloTime 藤沢」は白を基調とした色使いで、壁にイラストが描かれていたり鍵のキーホルダーがサーフボードの形になっていたり細やかなデザインが素敵なんです。また、二面ガラス張りなので自然光がたくさん入ってきて、全体的に明るい空間です。H¹Tでも店舗開発の際に、自然光が入るオープンスペースをつくりたいなと思っています。


SoloTime藤沢の壁面には、湘南を思わせるイラストが。

薮内(SoloTime):参考にしていただけて嬉しいです。私どもはH¹Tと提携して、お客さまから「利用できる店舗の数が増えてうれしい」というお声をいただきますね。SoloTimeは郊外に特化して出店していることもあって、都心店舗の多いH¹Tを相互利用できるのは、お客さまにとってメリットが大きいと思っています。SoloTime会員のH¹Tの利用回数はどんどん増えていますよ。

小川(SoloTime):提携後、SoloTimeの利用者数もどんどん増えてきているのを実感しています。今後もH¹TとSoloTimeはそれぞれのスタイルでサービスを提供し、ユーザーにはその両方を味わってもらえると良いなと思います。


東京電力 小川さん

女性目線でこだわった工夫の数々

SoloTimeは働く女性をターゲットにされているとのことですが、どのような工夫をされているのでしょうか?

薮内(SoloTime):こだわっているのは女性のお客さまに安心感を持ってもらうことです。そのためにも、先ほど向井田さんがおっしゃった「明るさ」には気を配っています。室内が明るいとそれだけで安心感があると考え、物件は必ず、窓から十分な太陽光が入る場所を選んでいます。

また、あまり周りの人と目が合わないように、植栽を配置しています。


東京電力 薮内さん

さらに、女性専用エリアを設け、エリア内の各席にセコムフォンを設置している店舗もあります。実際に使うかどうかはわかりませんが、手の届く範囲にあるというだけで安心感を与えられるのではと思っています。

備品の充実にも力を入れていて、冷え性の方のためのブランケットのほか、各種スマホ充電器や文房具など仕事上最低限必要なものはほぼ貸し出し備品として店舗に設置しています。モニターのある席も用意しています。何かと荷物が多い女性からすると、PC一台あれば仕事ができるのは、嬉しいポイントなのではと思っています。

藤澤(H¹T):すばらしいですね。H¹Tも備品には力を入れていて、女性の冷え性対策としてオリジナルのハーブティー「エイチ・ワン・Tea」を置いています。他にも、ティッシュやペン、ブックハンガーなどのノベルティをご用意しています。女性に限らず男性の利用者からも喜ばれていますね。


各店舗に置いているオリジナルのハーブティー「エイチ・ワン・Tea」

向井田(H¹T):個人的には、お手洗いが男女で別になっていることも店舗開発する際にチェックしています。お客さまに、なるべくストレスがかからず、安心してお仕事に集中できる環境にしたいと思っています。

場所や機能、その日の気分によって利用拠点の使い分けも

ユーザーはH¹TとSoloTimeのどちらも利用できるようになりましたが、おすすめの使い分け方などあれば教えてください。

向井田(H¹T):H¹Tは大きな会議室を備えた拠点もあるので、出先で取引先と打ち合わせする際に活用したり、WEB会議に利用したりするのも良いかなと思っています。

また、都心で次のアポイントまでのちょっとした空き時間ができたときに使って欲しいなと思っています。カフェに行くよりサテライトオフィスを使った方がセキュリティ的にも安心して仕事ができますし、居心地も良いと思いますので。


野村不動産 向井田さん

薮内(SoloTime):子育て中の女性には「SoloTime 東戸塚」と「SoloTime 三島」がおすすめです。近くの保育所と提携しており、子どもを預けながら仕事ができます。私自身、仕事中に子どもが急に発熱し、保育園に駆けつけるタイミングが何度もありました。そのときの経験を元に、保育所のすぐ近くで働ける環境としてこのサテライトオフィスを作ったんです。

向井田(H¹T):なるほど、それは便利ですね。

私の場合は、リラックスしながら働きたいなと思ったときはSoloTimeを利用することもあります。インテリアや照明が可愛くて癒されますし、お菓子がいっぱい置いてあってワクワクするんですよね(笑)。

藤澤(H¹T):わかります。お茶の種類も豊富ですし、行くと楽しい気分になれますよね。

小川(SoloTime):ありがとうございます。リラックスして働くことができて、さらに仕事のパフォーマンスもあげられるような場所にできればと思っているので、そう言っていただけると嬉しいですね。

みなさんが好きな店舗はどこですか?

藤澤(H¹T):迷いますが、「H¹T 吉祥寺」か「H¹T 二子玉川」かな。とくに「H¹T 吉祥寺」は木目調のデザインを基調としていて、クッションが置いてあったりしてその雰囲気が好きです。天井が高く開放感があり、自然光も入ってくるので気分まで明るくなる気もします。


H¹T吉祥寺にある小上がりのリラックススペース。

向井田(H¹T):わかります。私は「H¹T 恵比寿」もオススメです。大きな窓があり、たくさん光が入ってくるのに加えて、オープン席がオトナな雰囲気でかっこいいんですよね。

薮内(SoloTime):私は「SoloTime 藤沢」ですね。湘南色の壁があって良い雰囲気なのと、カウンターに置いてある植物がすごくおしゃれなんですよね。アーティストさんがデザインしたものです。

向井田(H¹T):わかります!室内の観葉植物やインテリアがどれもおしゃれですよね!訪れたとき、思わず写真を撮りました(笑)。


SoloTime藤沢の湘南色の壁とカウンターの植物。

小川(SoloTime):ありがとうございます。私は都心から離れた「SoloTime 三島」が好きです。天気が良い日は窓から富士山が見えて絶景なんですよね。なかなか行く機会がないとは思いますが、出張で三島方面に行かれる場合はぜひ利用してみてほしいです。

拠点数を増やし続け、地元との連携も強化したい

最後に、今後の展望について教えてください。

薮内(SoloTime):H¹Tと提携して、野村不動産さんも東京電力も「暮らしに寄り添う」企業だという共通点を感じていました。今後、私どもとしては、サテライトオフィスとしての機能だけでなく、その周辺に住んでいる人の暮らしが豊かになるようなサービスを提供したいと考えています。地域の企業や団体とコラボレーションをするのも一つの手だと思います。これからも、人々の生活に寄り添い、「働く時間と生きる時間がやさしく溶け合う場所」を目指して拠点作りに取り組んでいきたいです。

藤澤(H¹T):これからも女性目線でもっとサービスを磨いていきたいと思っています。

また、より多くの方に便利に感じていただけるよう、拠点数も増やしていきたいです。郊外にもどんどん進出していって、子育て中の方が自宅から通える便利な店舗を開発したいですね。


野村不動産 藤澤さん